会長の部屋

3月1日会長の時間「戦争の現実-殺されないために殺さなければならない」

2024年3月5日

3月1日会長の時間「戦争の現実-殺されないために殺さなければならない」

皆様こんにちは。2週間のご無沙汰でした。この間ロシアによるウクライナ侵攻から2年が過ぎました。この前の日曜日に放映されたNHK特集の映像に衝撃を受けました。

ロシアに不法に占拠された領土を奪回するため、昨年6月ウクライナの一般市民がザポリージャの前線に兵士として送られました。反転攻勢です。その時、ロシアは何重もの防衛線を張り、無数の地雷を埋めてウクライナ軍を待ち構えていたのです。ウクライナ軍は欧米諸国から提供された戦車や装甲車に乗り、祖国防衛のために敵ロシアと戦ったのです。

2年前の2月24日、ウクライナの人々はロシアを信じていました。ロシアには親戚もいて同じ歴史を持つ兄弟国ですから。しかしそのロシアはウクライナの人々の心を裏切り、戦車で国境を越え、ミサイルで人が住んでいる家やビルを破壊したのです。

その反転攻勢の様子をウクライナの兵士たちが、自分たちのスマホで撮影した映像が流されていました。実際に80メートルほど離れたロシア兵を撃つ様子や、逆にそのロシア兵の攻撃を受けて、塹壕の中で泥に埋まった兵士の様子が写っていました。まさに前線です。

特に衝撃的だったのは、上空からドローンで撮影した映像です。仲間を救おうとした兵士が、装甲車から飛び降りたとたん、地雷に両脚を吹き飛ばされる様子が映し出されていました。その兵士は膝から下がなくなった右足を止血のためひもで縛り、かろうじて残った左の足首の先を装甲車に引きずりあげていました。

これがまさに戦争です。「殺されないために殺さなければならない。」と言った市民兵士がいました。私の父も2回北支(ほくし)いまの北中国に出征しました。

ところで3日前の長崎新聞の一面の記事におどろかされた方も多いでしょう。台湾有事の際には沖縄・先島諸島から九州各県と山口県に住民を避難させる計画があるそうです。2月9日に卓話をお願いした自衛隊の伊東一等海佐も「日本を取り巻く状況は緊迫化してきている」とおっしゃっていました。戦争は絶対にしてはいけませんし、避けなければなりません。そもそも憲法違反です。

しかし、性善説に立ち、ウクライナのように「まさかロシアは攻めて来ないだろう」と思っていて、2年前その「まさか」が起きたとき、悲劇が待っていたのです。

アメリカが守ってくれるだろう、と思っていて、大統領がトランプになった時、日本はどうするのでしょうか。私はけっして再軍備に賛成しているわけではありません。しかし、防衛力を強化して、外敵に侵攻を思いとどまらせる必要はあるのではないでしょうか。

皆様はどう思われますか。ご静聴ありがとうございました。