会長の部屋

4月12日会長の時間「映画『オッペンハイマー』の感想」

2024年4月16日

4月12日会長の時間「映画『オッペンハイマー』の感想」

皆様こんにちは。

先日の「桜づつみばきれいにせんば」の栄田副会長、また昨日、今日の諫早公園清掃の森委員長そして両行事に御参加いただいた皆様ありがとうございました。前田直直前会長は3日ともフル参加でした。ロータリアンの鑑です。

さて今日は先日見た映画「オッペンハイマー」の感想を述べさせていただきたいと思います。

1926年アメリカのハーバード大学を最優秀の成績で卒業したオッペンハイマーはイギリスのケンブリッジ大学に留学し、移ったドイツの大学で理論物理学を学びました。その後「マンハッタン計画」を立ち上げた軍の将校から抜擢され、1945年7月16日ニューメキシコ州ロスアラモスで人類史上初の核実験を成功させます。その2ケ月前の1945年5月8日にナチス・ドイツが降伏して原爆開発の継続を疑問視する科学者もいましたが、日本を念頭に開発は続けられました。

原爆のすさまじい威力を目の当たりにして実験成功を喜ぶ政治家、軍関係者たちを見たオッペンハイマーは成功に安堵する反面、言い知れぬ不安を感じます。原爆完成を受けてアメリカは日本を無条件降伏に追い込み、ソ連に対するけん制として広島と長崎に原爆を投下します。私は「戦争を終わらせ、アメリカ兵を無事帰国させたことに感謝する」と言った大統領トルーマンの言葉に激しい憤りを覚えました。

どれだけの日本人が犠牲になったことか。実際広島、長崎に落とされた原爆が爆発する様子は出て来ません。「原爆投下がもたらした被害が直接写し出されておらず残念だ」と感想を述べた被爆者もいらっしゃいます。私も全く同感です。また、被爆者の放射能被曝によるその後の苦しみについても描写は全くありませんでした。

「原爆のおかげで戦争が早く終わった」。今なお圧倒的多数のアメリカ人がそう思っているそうです。御存知のように「オッペンハイマー」はアカデミー賞を取った映画ですが、その評価は日本人抜きのアメリカ中心でなされたように感じました。皆さんはどう思われましたか。

ご静聴ありがとうございました。