会長の部屋

12月21日　会長の時間「平和な日本で暮らせて感謝」

12月21日　会長の時間「平和な日本で暮らせて感謝」

皆様こんにちは。来年2月24日でロシアによるウクライナ侵略戦争が始まってからまる2年が経ちます。ロシアはすでに約30万人の兵力を失っているにも関わらず、この侵略戦争をやめる気配はありません。かつてロシアは独ソ戦で1，470万人の兵隊を失っても、ドイツの侵攻を止めた経験があります。この世の地獄と言われたスターリングラードでスターリンは、「一歩も引くな」と命じ、敵を目の前にして逃げ帰ろうとする味方の兵を後ろから銃で撃つように命じました。その仲間の銃撃で亡くなった兵士は数百万人に上るそうです。

そのスターリンの戦術をまねしているのが、プーチンです。今前線で戦っているのは受刑者や契約の兵士たちです。彼らは屍(しかばね)を乗り越えて、ウクライナの塹壕(ざんごう)めがけて突き進んでいくそうです。ウクライナの悲劇はまだ続きます。　　　　また中東でも紛争が起きていますし、中国は台湾を併合する動きをみせています。北朝鮮はICBMの発射を繰り返し、アメリカ全土が射程に入ると見られます。翻(ひるがえ)って日本では、裏金問題による国政の遅滞です。

先日東京から帰る飛行機で、防衛大卒の海上自衛官と知り合いました。日々上司からは「敵が攻めて来ないとは思うな」と言われているそうで、アメリカはもちろんイタリア、フランス、インドとも合同演習をしているとのことです。その話を聞くと、この社会が第二次世界大戦前に戻ったような怖い感覚を覚えます。日本はこの７８年間平和な時代を過ごしてきました。今夜は、今のこの平和に改めて感謝し、忘年例会を楽しみたいと思います。今日は特に寒いです。明日は雪が積もるかもしれません。飲み過ぎないで早く家に帰りましょう。

ご静聴ありがとうございました。