会長の部屋

7月14日 諫早大水害

2023年8月3日

2023年7月14日 会長の時間 「諫早大水害」

 最近は九州各地で線状降水帯が発生し、被害が出ています。特に6年前に被災された福岡県朝倉市では6年がかりで宅地のかさ上げなどの復旧工事が進みましたが、そこに今年再建された家々も被災されたそうです。

 私もその朝倉市に6年前妻とボランティアに行き、家の中に流れ込んだ汚泥をスコップですくい、ねこに乗せ川に捨てに行ったことがあります。水を含んだ汚泥はとても重かったです。そのボランティアに参加されていた方が、諫早高校の同窓生の、大学の同級生だったそうで、諫早のことをよく御存知でした。そして「諫早も60年前はものすごい被害に遭われましたね。」と言っていただきました。

 そうです。昭和32年7月25日に、ここ諫早で発生した諫早大水害です。その時瑞穂町西郷で観測された24時間降水量は1、109ミリの記録的豪雨となり、死者・行方不明者が630名に上ったそうです。
 当時私は3歳でした。住んでいた仲沖の家が水に浸かったのを覚えています。家族は全員2階に避難していて、水かさがどんどん増していき、2階の一つ下の階段まで来たことをよく覚えています。兄たちと姉が騒いでいたからか、その時のことはよく覚えています。父はその日は出張で市外にいて雨で諫早には帰ってこられなかったそうです。幸いなことに父を除く私たち家族7人は2階にいて全員無事でした。
 しかし父の妹はここ水月楼さんのすぐ近くのアーケード街に住んでいて、子供3人全員亡くしました。激しい濁流に飲み込まれ、つないでいた手を引き離されたそうです。一番下の子は私の一つ上でよく一緒に遊んでいたそうです。

 もう66年も前の出来事になりますが、あらためて630名の方のご冥福を祈り、その方々の死を無駄にしないためにも、有事の際に備えたいものです。